今日から塩竃&仙台・秋保旅についてそれぞれがレポートしていきます。今日は矢野巌のレポートです。

【塩竃フォトフェス ポートフォリオレビュー】矢野巌



※全てを書くと長くなるので、自身のことについての記述とします。

日本最大級のポートフォリオレビューを擁する塩竃フォトフェスティバルも5回目。
今回は一次選考を通過した47名が一同に会して公開レビューを行った。
僕は仕事で応募できなかった第2回を除く第1/3/4/5回と、今回で4回目の一次選考通過となる。

第1回は写真を始めたばかりで何も分からず。
第3回は思いをまだ上手く表現できず。
第4回は全く作品の追い込みが足りず。
そして第5回は満を持しての参加となった。

ずっと人物スナップを続けてきたが、今回は直接的な人でなくペットボトルが被写体。
作品を未見の方のために詳細は省くが、 人以外でもスナップ写真はスナップとして成立しうること。
僕の中では人も物も全く関係がないものであると伝えたく準備したポートフォリオ。

今回のレビュワーは以下のお二方。

【綾智佳さん】
2009年の第2回でもレビューしていただいた綾さん。
母親のように優しい眼差しでレビューしてくださった綾さんに、
成長した自分を見せたいという息子のような気持ちで臨んだ。

前回はこちら↓
http://sumehachi.blog133.fc2.com/blog-entry-1447.html

しかし感傷だけでのレビューだけでは成長がない。
今回は

・写真集にするには
・海外で見せるには
・ファインアートにするには
・見せる枚数は

などについてレビューを頂いた。
レビュー内容はとても大切なものなので全てを ここには書かないが、
7年前と同じように優しく僕の作品を受け止めてくださった綾さんに感謝したい。

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【佐藤正子さん】
キュレーターとして一線で活躍されている佐藤さん。
キレキレの怖い方かと思ってレビューに臨んだが、実に明るく元気で気さくな方だった。
ポートフォリオをめくりながら終始笑顔で、作品について話してくださった。
レビューの中で伝わってきたのは、佐藤さんが本当に写真を大好きで仕方ないということ。
僕も写真を撮るのが好きで仕方ないから、話の中で二人の愛が爆発してしまう。
僕の作品に対しても楽しくて仕方ないという様子で、色々と話をしてくださった。
今後の作品をどう持っていくかについて、明るい会話の中でも貴重なアドバ イスとなった。

20160416-02.jpg


お二人のレビューで共通していたのは、

・作品としての完成されている
・出版向きである
・レビュワーで噂になっていたブック(笑) ということ。

今までのブックとレビューでは、このような言葉を受けたことはなかった。
散漫だと自覚していた作品を今回まとめてみたことによって、
このような反応を得られたことは大きな進歩だと捉えたい。

好感触なお二人の言葉と裏腹に、ファイナルの6人に選ばれることはなかった。
何が足りなかったのだろうと考える。
他の方たちのポートフォリオを眺める中でも、類似する作品は見当たらなかった。
レビュワーの中でも話題に上がっていたことは、お二人の言葉からも伺える。
オリジナリティの 面では問題がなさそうだとすると、足りなかったのは
揺らぎだろうか、切実さだろうか、押しの強さだろうか、言葉だろうか。全てだろうか。
後から込み上げる悔しさの中で考えるほどに、今までとは違う学びの多いレビューとなった。
新たに作り上げたポートフォリオには、まだまだ沢山の余地が残されているらしい。

また、遠く離れた塩竃の地にも関わらず、
畠山雄豪氏、大原明海さんをはじめ、佐藤悦子さん、万里さん、宍戸奈津子さん、八木香保里さん、山東 義幸さん、長谷川珠実さんらもレビューに参加していた。
ビューイングの天野裕さん、菅泉亜沙子さん、掘井ヒロツグさんも旧知であり、
フォトフェス実行委員の皆さんも多くが顔見知りとなり、笑顔で迎えてくださる。
レビュー参加以外にも、こうした仲間達に会えることや新たな縁が心から嬉しい。

はるばる同行してレビューを見守ってくれたシメンソカのメンバーにも感謝したい。

矢野巌


次回はKaoRin目線のレポートになります。

write 矢野巌  /photo シメンソカ / blog editor 椿原桜果

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2016.04.14
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