今回のシメンソカブログ企画は『苦手克服!』と銘打ってそれぞれの苦手だと思われるところを敢えて挑戦してみました。

1回目の矢野巌に与えられたミッションは…『RAW現像に挑戦!』普段は撮って出しにこだわってる矢野巌だからこそRAW現像がどうなったか、ご覧下さい。

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僕は普段、撮った後の処理をしない。
撮った瞬間に全て終わると考えていて、トリミングもしないし、画像加工もしない。
プリントが余りに暗かったりする場合には、明るさを調整することはごく稀にある。
しかしトリミングなどをして作品として出したことはない。
撮る瞬間にフレーミング・構図・画角のすべてを決めていなかったとしたら、
それは自分に対する負けだという、勝手で過剰な自意識によるものだ。

そういうわけでRAW現像は、本当に一度も挑戦したことがなかった。
そんな僕も分からないなりに、迷わないよう大筋だけ決めておいた。

①条件の大きく違う作品を撮る
②仕上がりの到達点は揃えて考える という2点。

①については、・夏日でコントラストのキツイ条件
・やや薄暗い同系色
・モノクロ
で条件を変えてみた。

②については、
眠たい仕上がりでは分かりにくいので、
コントラスト高めのパッキリした仕上がりを目指すことにした。

そしていざ始めてみると、予想はしていたもののアリ地獄のような世界。
すべての条件に正解がなく、すべてがクリック1つで無限に変わる。
明るくなったり、暗くなったり、鮮やかになったり、薄くなったり、
エフェクトで遊んでソレっぽく見えてみたり。

何時間も試行錯誤しているうちに、コレでいこうと辿りついた仕上がりは、
それほど普段の作品と変わらない許容範囲という中に落ち着いてしまった。

せっかくの挑戦なので色々と遊んで作品にすべ きかも知れないのに、
そういう仕上がりだと、どうにも座りが悪い。
いつの間にかスタンダードな仕上がりに到達してしまったあたり、柔軟性がなくなったなと思う。

そして、この写真の仕上がりを追い込むという点で自分の不向き具合も見えてきたし、
RAWでキッチリ仕上げてくる人たちの凄さと大変さも少し見えてきた。

知らぬで済ますのは簡単。
けれど知らずに語るのは難しく恥ずかしい。
もう少し腰を入れて、RAWも取り組んでみようと思う。

矢野巌


次回の苦手克服ミッションは松崎ヒロノブで『カラーに挑戦!』お楽しみに。


photo 矢野巌 / blog editor 椿原桜果

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2015.08.17
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