2015年1月8日に、シメンソカメンバーにより初の試み、Web座談会を行いました。もっともっと写真について話をしたい、けれどなかなか集まれない……そこで発案されたのがWebで語ろうというもの。はたして、どのような顛末になったのか、ご覧ください。
(文中略/矢野巌→ 松崎ヒロノブ→ KaoRin→ 椿原桜果→

松:はい、それでは第二部です。第二部は『ファーストショット品評会』です。これは矢野氏のアイデアにより、新年明けて初めて撮影した写真を見せ合い品評しようという企画です。それでは…早速スタートです。

矢:では…

20150108-ya.jpg

桜:これは、実家の近所のお寺で何かのご開帳イベントみたいなのをやってたのかな。

松:除夜の鐘…だとラストショット?

矢:ラストショットではなく、年明けてから15分。ドキドキの時間。近所の人たちが、年明けの時間にかけて除夜の鐘を打ちに来る。

桜:2015.01/01-00:15ころの光景ってことね。

K:では、除夜の鐘待ちだね!? 寒くて、ちょっとドキドキしながら待ってる感じ。ちょっと緊張感とかイメージしちゃう。経験があるからかな。

矢:緊張をイメージというのは、撮ったときの感覚に近いね。この少し張り詰めた空気を感じてもらえると嬉しい。

松:打ってるシーンではなく、あえて引いて撮ったのには意義がある?

矢:引いたのは、個人的なものではなく、その町内みんなのイベントであることを伝えたいから。

K:伝わるよ! 汲み取れた!

桜:あの扉のなかは何? 光っているところ。

矢:扉の中は、鐘つき堂のなかの光。ここを開けてなかに入り、鐘を打つ。

松:角度的に鐘がもう少し見えていれば…、でもファーストショットというくくりなので連想できるね。

矢:小さな町内のみんなが、除夜の鐘という普段は打てない触れない鐘をつきにくる。誰でも並べばつけるし、毎年の恒例行事。だけどみんな神妙な顔をしてつくんだよね。鐘つき堂のなかには住職がひとりで待っていて、みんな不思議と無言で鐘を打つんだ。

松:これはキャプションあると、より緊張感が伝わってくるね。

矢:ファーストショットというものに関して、俺は何に心が動いたかってことを一番に考えていて、構図とかキャプションとか度外視で考えてたよ。だけど、キャプションはあった方がいいよね。

K:ファーストショット、って一言でもいいかもね。

矢:うん。見せるというより、自分が大切にしているものが撮りたかったという感情が勝った一枚かな。だから、ファーストショットというキャプションはしっくりくるね。

桜:ファーストショットだからある程度は仕方がないけど、鐘をついてるところの姿が見えたりするとよかったね。あと月とか見えたら完璧だったね。

矢:確かに。この鐘つき堂は、小さいころからずっと正月に通っていて、正月に帰省したら必ず行ってる。新年ファーストショットということで、普段の日常で感じる撮影への衝動とは別に、自分の人生に根ざした一枚にしたいと思ってた。だから見る人を少し置き去りにしてしまったかもしれないけれど、大切な一枚が撮れて発表できることを嬉しく思う。

K:普段の写真とは違うの伝わったよ。

矢:ありがとう。

次回は、新春対談第3弾!今年初めて撮影した「ファーストショット」を品評していますが、松崎ヒロノブ篇です。乞うご期待!


photo 矢野巌 / write 松崎ヒロノブ / blog editor 椿原桜果


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2015.01.23
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