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第四回シメンソカプロデュース松崎ヒロノブ篇の実践で『アレブレボケ』写真を撮ろう!という企画の矢野巌の3枚です。この企画をやってみての矢野巌の感想はコチラ↓


例えばミニチュア写真、浮遊写真、これらは表現技法として定着しつつあるものであるが故に、どこかで模倣される度に写真家の中で議論が起こり、否応なしに考えさせられる。しかし、森山大道に代表されるアレ・ブレ・ボケ。今や一つの表現技法として定着しているが故に、実はその本質を全く理解していなかった。これを実際にやってみようという、松崎ヒロノブの提案により繰り出した渋谷の街。

アレブレボケっぽい写真を撮るのは簡単で、カメラの設定と少しの工夫があればすぐに撮れる。しかしカメラの液晶で見るそれは言いようのない違和感があって、思わず考え込んでしまう。そこで僕は森山大道にまつわる幾つかの言葉を思い出し、撮り方を変えてみた。撮り方を変えるというより、もっと本質的な部分。写真って何だろう?という部分から変えて再び飛び込んだ渋谷の街は、さっきまでと全く姿を変えて、情報量が桁違いになっており、いつもなら何時間も撮り歩ける僕だが、この時は30分で動けなくなってしまった。しかし30分の間に撮った写真の枚数は300枚。レンジファインダーでこれだけの密度を撮ったことはなく、出来上がった写真の多くは結果としてアレてブレてボケていた。

思いがけず森山大道の真髄に触れることができた(気がする)今回の撮影は、僕にとって非常に意義の大きいものだった。

矢野巌




photo:Iwao Yano/ blog editor Ohka Tsubakihara


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2013.07.30
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